共働き同棲カップルのご飯事情について、今回は100組の共働きカップルに独自取材し、リアルな食事スタイルを調査しました。
- 調査方法:クラウドソーシングサービス「ランサーズ」にて、アンケート形式で実施
- 調査対象:共働きカップル(独身の方、単身の方は対象外)
- 調査期間:2025年03月31日〜2025年04月14日
- 調査内容:共働き同棲しているカップル・夫婦に関する料理の調査
- 有効回答数:100組(200名)

同棲している他のカップルの工夫やアイデアがたくさん詰まっています。悩んでいるカップルは、ぜひ参考にしてください。


しょーちゃん(夫)
元営業職 / フリーランスブロガー
本業×副業(ブログSNS)で時間の限界を感じ「副業時間を増やす方法」を模索。時短術で副業時間を確保し収益月20万&Xフォロワー5,000人達成。2025年3月に独立。稼げても時間を奪われる営業より、資産化できるブログ&SNSの魅力に気づき副業で人生が変わることを実感。
取材した共働き同棲カップルの基本情報








まずは、回答者の属性からご紹介します。
- 子どもがいると答えたカップル:68%
→半数以上のカップルが子育て中という結果に。 - どちらもフルタイムで働いていると答えたカップル:52%
→共働きの中でも、特に時間的に余裕がない層が半数以上を占めています。



「育児と仕事の両立をしながら、日々のご飯作りにも取り組んでいる」という、忙しい共働きカップルが多かったです。
同棲カップルの自炊事情
同棲するカップルに自炊の頻度や、平日と休日のご飯事情について聞いてみました。
自炊は毎日するカップルが半数以上
共働きカップルは、仕事や子育てに追われる中で、実際どれくらいの頻度で家で食事を用意しているのでしょうか?
100組のカップルに「1週間のうち、家で食事を用意する頻度」を聞いてみました。
その結果がこちらです。


▼ 自宅で食事を用意する頻度
- 毎日 … 53%
- 週5〜6日 … 33%
- 週3〜4日 … 10%
- 週1〜2日 … 4%
約9割のカップルが、週3日以上は自炊をしているという結果に。
特に「毎日」と答えた人が最も多く、忙しい中でも自宅での食事を習慣にしている家庭が多いことがわかりました。
忙しくても自炊する理由を聞いてみました。



外食が続くと体調が気になるので、なるべく手作りにしている



節約のためにも、自炊をベースにしたい



子どもの栄養バランスを考えると、やっぱり家で作るのが安心



健康と節約のために自炊をする人が多いみたいです!
夕食担当は女性が70%、両方作るカップルは13%
共働きカップルは、お互い仕事の平日の夕食づくりは、どちらが料理を担っているのか?を調査した結果がこちらです。


▼ 平日の夕食を作るのは誰が多い?(複数選択可)
- 女性 … 68%
- 男性 … 12%
- 両方同じくらい … 13%
- 外食・お惣菜中心 … 6%
調査の結果、平日の夕食を「女性が作ることが多い」と答えたカップルは68%にのぼりました。
一方で「男性が作ることが多い」と答えたのは12%と少数にとどまりました。
料理担当はまだまだ“女性が中心”というカップルが多いみたいです。



ただし、「半々」と回答した人も13%おり、少しずつ家事分担のバランスを取ろうとする動きも見えてきました。
土日は外食が増えるカップルが多数
平日は仕事でバタバタしがちな共働きカップル。では、土日のごはん事情はどうなっているのでしょうか?
「土日はどうしていますか?」と聞いたところ、以下のような結果になりました。


▼ 土日の食事スタイル(複数選択可)
- 外食が増える … 44%
- どちらかがまとめて作る … 23%
- 交代制で作る … 13%
- 作り置きをする … 9%
- その他 … 11%
最も多かった回答は「外食が増える(44%)」。



共働きカップルは経済力もあることが多い。平日頑張った分、週末は料理の手を抜いて気分転換やリフレッシュを兼ねて外で食べるカップルが多いようです。
一方で、「どちらかがまとめて作る(23%)」「交代制で作る(13%)」という回答も。
週末に作り置きや栄養のある食事を用意し、平日の負担を減らそうとしている人たち。
「作り置き」に特化した人は9%と少なめではありますが、“平日は時短、週末は仕込みの日”というサイクルが定着している家庭もあることがわかります。
同棲カップルの食事の買い物事情
99%のカップルがスーパーで買い物。サブ的に宅配やコンビニを組み合わせる
同棲生活を始めると、意外と悩むのが「日々の買い物、どうしてる?」という問題。
特に仕事が忙しい共働きカップルにとっては、買い物のスタイルも工夫が必要になってきます。
今回は、同棲カップルの「買い物事情」について調査してみました。


▼ 普段の買い物はどこでしている?(複数回答可)
- スーパーのみ … 64%
- スーパーと宅配・生協 … 21%
- スーパーとコンビニ … 11%
- スーパーと宅配・生協とコンビニ … 3%
- 宅配・生協のみ … 1%
結果を見ると、ほとんどのカップルはスーパーを利用していることが分かりました。
「スーパーでのみ買い物をしている」カップルが64%と多数派な一方で、3割以上のカップルが「宅配」や「コンビニ」といった別の手段をサブ的に取り入れていることもわかりました。
注目すべきは「宅配・生協のみ」という回答がわずか1%だったこと。
ほとんどのカップルが、何かしらスーパーを利用しているという点から、やはり“実店舗での買い物”が基本であることがうかがえます。



スーパーを中心に、足りないものは宅配やコンビニで補う。そんなスタイルが、現代のカップルの主流になってきているようです。
買い物の頻度は週2~3回が最多
「みんな、どれくらいの頻度で買い物してるの?」買い物の頻度について聞いてみました。


▼ 買い物の頻度は?(単一回答)
- 毎日 … 13%
- 週1〜2回 … 35%
- 週2〜3回 … 52%
最も多かったのは「週2〜3回」という回答で、過半数の52%を占めました。
一度にまとめ買いしすぎず、でも毎日行くほどでもない。そんな“ほどよい頻度”で買い物している人が多いようです。
次いで多かったのは「週1〜2回」(35%)。
こちらは計画的にまとめ買いする派に多い印象で、冷蔵庫の容量や献立管理のしやすさを重視しているのかもしれません。
一方で「毎日」と答えた人は13%と少数派。
仕事帰りにちょこっと立ち寄るスタイルや、日持ちしない生鮮品をその都度買いたいというニーズも感じられました。



生活スタイルや冷蔵庫事情によって、買い物のリズムは人それぞれですが、今回の調査からは「週2〜3回」が現代のスタンダードになりつつあることがわかりました。
同棲カップルの時短アイテム
冷凍食品とカット野菜で下準備を時短するカップルが多い
毎日のごはん作りを少しでもラクにするために、多くの共働きカップルが時短調理アイテムを取り入れています。
「使っているものはありますか?」という質問に対する、100組のカップルの回答結果がこちらです。


▼ よく使われている時短アイテム(複数選択可)
- 冷凍野菜:72票
- カット野菜:52票
- 下茹で野菜:10票
- ミールキット:9票
最も多く使われていたのは冷凍野菜(72%)でした。
ストックしやすく、洗う・切る・茹でるといった工程をスキップできることから、忙しい共働き世帯の強い味方になっているようです。
次に多かったのはカット野菜(52%)。
使いたい分だけサッと取り出せる手軽さが支持されており、生野菜が欲しいけど下処理の時間がないときに便利という声が多数寄せられました。
ミールキット(9%)の利用率は比較的低め。
理由としては「価格が高い」「スーパーでは品揃えが悪い」という意見が声もありました。
一方で、**過半数の58%が「利用したことがない」**と回答。
利用していない理由としては、以下のような声が見られました。
- コストが高く感じる
- 自分で献立を考えるほうが自由で楽しい
- 加工品や調味料の味が口に合わなかった
- スーパーの食材のほうが慣れていて使いやすい
つまり、便利さ以上に「コスト」や「味の好み」「自分のペースで料理したい」などの価値観が重視されている傾向があるようです。
ミールキットや宅配サービス利用者は4割超え
忙しい日々の中で、手軽に料理ができる「ミールキット」や「宅配食材サービス」は、共働き家庭の強い味方。
ですが、実際に利用している人はどのくらいいるのでしょうか?
100組の共働きカップルに利用経験の有無を聞いた結果がこちらです。


▼ 利用経験の有無(n=100)
- 利用したことがある … 42%
- 利用したことがない … 58%
「利用したことがある」と答えた人は全体の42%。
半数には満たないものの、4割を超えており、ミールキットは十分に浸透してきている様子が見てとれます。
特に以下のような状況で利用されていることが多いようです。
- 忙しい平日の夜
- 料理に慣れていないパートナーと協力するとき
- 栄養バランスの取れた食事を手軽に用意したいとき
- 献立を考える手間を省きたいとき
一方で、過半数の58%が「利用したことがない」と回答。
利用していない理由としては、以下のような声が見られました。
- コストが高く感じる
- 自分で献立を考えるほうが自由で楽しい
- 加工品や調味料の味が口に合わなかった
- スーパーの食材のほうが慣れていて使いやすい



つまり、便利さ以上に「コスト」や「味の好み」「自分のペースで料理したい」などの価値観が重視されている傾向があるようです。
人気の食材宅配サービスはコープ・Oisix・パルシステム
忙しい毎日を支える「食材宅配サービス」。
どのサービスが人気なのか、実際に使っている人たちに聞いてみました。


▼ 食材宅配サービスで人気が高いのは?(複数回答可)
- コープ … 34.6%
- Oisix(オイシックス) … 23.1%
- パルシステム … 13.5%
- ナッシュ … 11.5%
- 三ツ星ファーム … 1.9%
- クイックパック … 1.9%
- グリーンビーンズ … 1.9%
調査の結果、最も利用者が多かったのは「コープ」で、全体の3人に1人以上が利用しているという結果に。
続いて「Oisix」「パルシステム」と、知名度の高いサービスが上位を占めました。
一方で、「ナッシュ」や「三ツ星ファーム」など、冷凍弁当系のサービスも一定の人気があり、忙しい人や自炊が苦手な層に支持されている様子がうかがえます。



サービスによって価格帯や扱っている商品、調理の手間が異なるため、ライフスタイルに合った選択が求められていることが見えてきました。
共働き同棲カップルが“助かったアイテム&習慣”を紹介
冷凍野菜・カット野菜で“切る手間”をカット、アイラップを活用



冷凍できる野菜はカットしてすぐに使えるようにして冷凍。お肉も一回分に分けて冷凍します。



カット野菜を導入して野菜の下処理の時間が短くなった。スライサーを導入して野菜の千切りの時間が短くなった。
野菜の下処理に時間がかかる…という悩みを一気に解決するのが、冷凍野菜やカット野菜。
忙しい平日に向けて、週末に下ごしらえして冷凍しておくという声も多く見られました。



葉物の野菜をまとめ買いして、下処理まで終えた状態でアイラップに入れて冷凍してました。



ジップロックにお肉と調味料、切った野菜を入れて冷凍する。帰ってきたら冷凍から出して炒めるだけにする時短で楽です。
ジップロックやアイラップというそのまま湯煎や電子レンジに使える万能袋は、週末に下ごしらえをする人にとっては便利アイテムとして重宝されていました。



味噌汁用に味噌玉を作り置きしておいて冷凍したのは、味噌汁を毎回作らなくてよくなって非常に楽になった


また、毎日作るけど手間な味噌汁は、味噌玉を作りおきして、食べる時は器にお湯を入れるだけというアイデアもありました。



ポテトサラダなどは多めに作って1日目はそのまま、2日目はお肉料理の付け合わせにして再利用。
一皿を連日登場させる心理的ハードルを「形を変えて乗り越える」アイデア。
ミールキットは共働き家庭の救世主



生協のミールキットを2食分頼むようにしました。毎週月曜日に届くのですが、これを導入したことで少なくとも月〜火曜の夕飯作りがだいぶ楽になりました



ミールキットを導入してから、料理が苦手な夫が作ってくれるようになり少し楽になりました



パルシステムの簡単ミールキットを利用して楽になりました。それ単体だと味が濃いので、野菜とお肉の量を2倍に増やして味付けをそのまま使うとちょうど良い
献立を考えなくていい、すぐに作れる、家族が協力してくれる——ミールキットは時短だけでなく家庭内の役割分担にも貢献しているようです。
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家電・便利グッズで“放っておくだけ”調理



電気圧力なべ。材料と調味料を入れてスイッチを入れたら短時間で本格的なデパ地下で買ったような豚の角煮ができた



ホットクックを導入して楽になった。商材を入れてスイッチを入れたらいいだけなので



大きい圧力鍋を購入して大量作り置き(おでんや豚汁など)をする



ノンフライヤーです。例えばカットしたジャガイモを放り込むだけで、フライドポテトが出来たりします



置くだけで解凍できるまな板を使うと楽になった。今までは解凍に時間がかかりご飯が遅くなることが多かったが、まな板を使うと早くご飯にできた!
手間をかけたくないけど、クオリティにも妥協したくない人にとっては、調理アイテムの力は絶大。
圧力鍋・ホットクックなどは昔からよく知られていますが、置くだけで解凍できるまな板という解凍を早めるアイテムを活用しているという目から鱗の方法もありました。





鉄性の調理器具は、最初だけ大変だが使い続けるとくっつきにくくなるし、洗剤無しで洗えるのでとても楽になりました
鉄製の調理器具は手入れが面倒というイメージでしたが、長期的には“手間なし”となる鉄フライパン活用術。長期的な目線で時短になる方法を考えている人もいました。
調味料・惣菜・冷食も組み合わせる



クックドゥなどの元があると一発で味が決まるので時短になります



冷凍の唐揚げ。レンジで加熱するだけで食べれるので、揚げ物しなくてよい



スーパーの惣菜。そのまま使ってもいいが、少し味を足して自分好みにしている
すべの料理を自炊すると、共働きカップルにとっては負担ですが、市販品を上手く取り入れることで、満足感のある自炊生活をしているようです。
分担・ルール・マインドの工夫も大事



平日は私、休日は旦那がご飯を作ってくれることで気が楽になった



ちょっと大変ですが、朝ごはんと昼弁当と一緒に夜ごはんも同時調理しています!洗い物も1回で済む。
分担やルールを決めておくカップルは多いようです。



水曜日は麺類にすることで献立に悩むことは減りました



主菜のローテーション(豚肉、鶏肉、魚、牛肉、ハンバーグ、惣菜)をざっくり決め、買い物中にその日に決める。副菜はサラダ・味噌汁・納豆と固定化。
仕事でクタクタな共働きカップルは、「考える手間」も時短の対象。
料理のセットをルーティングで決めることで、買い物時間も最短に済ませる工夫が見られました。



洗い物は完全に夫、あるいは娘のどちらかがやることにしています。完全分業制です
料理自体の工夫だけでなく、“役割を明確にすること”や“手を抜く勇気”も、ラクになるための大切なポイントだということがわかりました。



ポイント制を導入したことで、進んで自分から料理をするようになりました。ポイントを一定程度集めると、他の家事が免除される制度を導入しています。



ご飯を炊く30分間の間に何品作れるかタイムアタック。残ったら翌日のおかずに。
ゲーム制度やポイント制を取り入れることで、料理のマインドを変えるというアイデアも多数聞かれました。
共働き同棲のご飯はどうしてる?まとめ!
100組の共働き同棲カップルに取材をしたところ、以下の割合になりました。
食事スタイル | 割合 |
---|---|
宅食・ ミールキット利用 | 30% |
自炊 | 30% |
外食・デリバリー | 25% |
分担・交代制 | 15% |
みなさん、食事スタイルはさまざまです。
二人できちんと話し合い、お互い納得した形であれば何でも正解かなと思います。
- 節約&健康を重視するなら → 自炊&作り置き
- ラクしたいけどコストも抑えたいなら → ミールキット
- 時間を最優先にするなら → 宅食サービス
- 飽きずに楽しみたいなら → 外食&デリバリー
- 二人で協力したいなら → 分担・交代制
特におすすめなのは、我が家のように、宅食サービスやミールキットを活用して料理時間を一気に短縮することですね。
ぜひ参考にしてください。