洗面所にたまっていく試供品──
「旅行のときに使うかも」「肌に合うか試したい」そんな理由で残していませんか?
実はこれ、忙しい人ほど手放した方がいいアイテムなんです。
なぜなら、“いつか”という言葉が、知らず知らずのうちに、あなたの時間と心の余白を奪っているから。
試供品が“ただの在庫”になる未来
一度も使っていないまま数年が経ち、気づけばこんな結末になっていませんか?
- 「旅行で使おうと思ってたけど、荷造りの時に忘れた」
- 「結局、肌に合うか分からないから本番では使えなかった」
- 「ずっとしまい込んで、劣化してゴミになった」
“後で使う”と思っていたものが、結局ムダになっている。
それなのに、また新しいサンプルをもらってしまう──このループ、実はかなり危険です。
忙しい人ほど「管理コスト」に無自覚になりがち
試供品を溜め込む人の多くは、「とりあえずもらう」「とりあえず置く」を繰り返しています。
これはつまり、
- 判断を先送りしている
- “今だけ”で選んでしまっている
ということ。
管理できないモノが増えれば、収納を買い足す→どこに何があるか分からない→片づけが面倒…と時間を奪われる悪循環が生まれます。
実はこうした「小さな選択の積み重ね」は、家事や仕事の効率にも直結しています。
管理コストを生まない“選ぶ力”とは?
忙しい人がラクになるために、まず意識したいのが以下のルールです。
- 本気で試したいものは、もらったらすぐに使う
- 「使う予定がない」「よく分からないもの」は、最初からもらわない
たったこれだけで、在庫が増えず、判断に迷う時間もなくなります。
こういった選び方が、自分時間を守る力にもつながります。
お土産選びにも共通する“未来を想像する力”
試供品に限らず、「今だけの感情」でモノを選んでしまうと、後で後悔することが多くあります。
たとえば旅行中、気分が高まって買ったお土産。
帰ってきて並べてみると、テーマがバラバラでなんだかごちゃついて見える…という経験はありませんか?
これは、未来の暮らしの中で、そのモノがどんな気分を与えるかを想像できていなかった証拠。
今の自分だけじゃなく、「帰ってきた自分」「後で見返す自分」にも寄り添って選ぶことが大切です。
忙しい毎日をラクにしたいなら、“後回し”を減らす
暮らしをラクにするコツは、実はとてもシンプルです。
「今どうするか」をちゃんと決めておくこと。
- モノを増やさない
- 管理を増やさない
- 後で悩まない
この“後回しを減らす習慣”が、日々の家事・仕事・育児すべてを軽くしてくれます。
まとめ|まずは、洗面所の試供品から見直そう
使っていない試供品は、目に見えないストレスの種。
洗面所の引き出しひとつ、判断を「いま」するだけで、暮らしがグッとラクになります。
まずは試供品から。
「未来の自分」のために、ちょっとだけ選ぶ基準を変えてみませんか?